大江橋法律事務所 CAREERS

「人」に寄り添ってベストなソリューションを提案する醍醐味

「人」に寄り添ってベストなソリューションを提案する醍醐味

弁護士|48期|1996年入所

長澤 哲也

プロフィール詳細

大江橋法律事務所との
出会いを教えてください。

修習生時代、私は裁判官になるつもりでした。半ば冷やかしであちこちの法律事務所を訪問していた中で、大江橋法律事務所だけが唯一「もし裁判官がイヤになったら、そのときはまた訪ねてくるといい」と言ってくれたんです。結局、修習中に裁判官でなく弁護士になることを決意し、おそるおそる大江橋を再訪して事務所の一員に加わりました。

主な専門分野を教えてください。

私は独禁法を主に取り扱っている弁護士です。実は駆け出しのころは「独禁法は訳が分からなくて太刀打ちできない」と避けていたのですが(笑)、たまたま国際カルテル案件に携わってアメリカに出張したのが転機となりました。そこで独禁法のダイナミズムに触れ、留学して本格的に独禁法を勉強しました。アメリカは独禁法の判例が多く、思考のプロセスも分かりやすかったので、この分野の面白さに目覚めて、気づいたら今日までその魅力に引き込まれ続けています。

長澤先生の大切にしている
弁護士ポリシーは何でしょうか?

弁護士法第一条にある「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」という言葉をいつも胸に刻んでいます。私のクライアントは企業がほとんどなのですが、ビジネスの世界に携わりながら「自分にとって社会正義とは何だろう」と悩んだ時期がありました。でもあるとき、企業が社会的存在として正しい道を進んでいけるよう、道を逸れたら軌道修正するのが私たちの仕事だと思い至りました。社会貢献活動に従事するのも弁護士の大切な役割ですが、私はむしろ、普段の仕事を通じて社会正義を貫きたいと考えています。

クライアントと接するとき、
どんなことを心がけていますか?

独禁法は「してはならないこと」を規定した法律です。しかし、クライアントに「それは違法のおそれがあります」と言うだけでは、経済活動が萎縮してしまいます。そうではなく、法令を遵守しつつ、クライアントが「やりたいこと」を可能な限り実現できる具体的なソリューションを提案をするのが我々の役目です。私は、弁護士の仕事を「サービス業」だと捉えています。クライアントが求めていることを先読みし、それを叶えることで120%の満足に導くのが仕事の本質です。クライアントの相談に一問一答するのではなく、クライアントの真意と法の趣旨を探求して、「こんな方法もある」というプラスアルファのアドバイスを行うことを心がけています。そういう意味では、コンサルティングに近いクリエイティブな仕事です。私の出したアイデアがクライアントの「やりたいこと」にうまくマッチして採用されたときは、とてもやりがいを感じますね。

弁護士に必要なスキルとは
何でしょうか?

一つは人間が好きであること。裁判官と弁護士の決定的な違いは、人に会ったり話を聞いたりしながら、こちらから積極的に事実を追い求めていく点です。そこでは会話によるコミュニケーションが最も重要になってきます。もう一つは、他の人を尊重しつつ「自分」をしっかりと保つことです。特にチームで仕事をするときは、他人の意見を参考にしつつも、自分なりの意見を常に考えて発言する積極性は備えておくべきでしょう。1年目であっても、弁護士は自分の信念を持つことが求められます。個々人の持つアイデアは貴重であり、異なる意見をぶつけ合うことで化学反応を起こし、一人では思いもよらなかった議論が生まれます。複数で仕事をする大きな理由はそこにあります。最後にパッションです。人は、相手がどれだけ真剣なのかを敏感に感じ取るものです。弁護士がその案件にどれだけ思いを込めているか、最後は熱意の強さで勝負が決まるような気がしています。

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