大江橋法律事務所 CAREERS

「時代を読む能力」変化に適応し変化を起こす弁護士として

「時代を読む能力」変化に適応し変化を起こす弁護士として

弁護士|62期|2010年入所

黒田 佑輝

プロフィール詳細

法曹を選んだきっかけと、
現在の専門分野について
お教えください。

大学院時代に自分の進路を決める際、法学という選択肢に気づき、ロースクールに入ったのがきっかけです。当初から私は組織色の強い検察官には向かないと思っていましたが、教官から裁判官になることを勧められたこともあり、裁判官に気持ちが傾いたこともありました。しかし、最終的に、様々なことができるフィールドで活躍したいとの思いから、弁護士の道を選びました。
現在主に取り組んでいる分野は知的財産法(知財法)と情報法の二つです。知財法については弁護士1年目から関わっており、その奥深さや面白さに引き込まれていきました。今後も自身の専門分野の一つにしたいと考えています。

アメリカ留学を経験されていますが、
どのようなプロセスを経て
留学されたのでしょうか?

大江橋法律事務所には、留学の制度があります。留学には英語力が必要ですが、留学希望の申請をし、パートナー会議で承認が得られれば、事務所が留学をサポートしてくれます。1年は留学先の大学で学び、もう1年は海外の法律事務所で研修するという2年間のプログラムが基本になります。私は知財の中でも特に特許法を中心とした分野を学びたかったので、その分野で評価の高いアメリカの大学を選択しました。
また、研修先については、電子工学を学んだ弁護士のいる法律事務所で、たまたま知財を専門にする人材を受け入れるという申し出があり、そこで1年間お世話になってアメリカにおける知財分野の実務を経験することが出来ました。

留学経験で得たもの、
気付いたことは何でしょうか?

まず日本を外から見ることができ、自分の視点を相対化できたことは大きな収穫だったと考えています。しかし、それ以上に、もう一つの重点分野である情報法に関する欧米と日本の違いを痛感させられたことが私にとっては大きな学びであった気がします。日本には現在、情報を巡る様々な問題に関する専門家が決定的に足りていないと思います。企業の活動に関連して、日本国内、日本と海外の間の情報のやり取りが増えることはあっても減ることがないという状況の中で、情報法の専門家は社会にとって必要不可欠であり、市場のニーズも感じています。

その情報法について
もう少し詳しく教えてください。

情報法の一つの例は、個人情報保護法ですが、これに限らず多様な法律が含まれます。いずれにしても、政府のような公的機関から、個人や企業、市民団体など、様々な主体の持つ権利や利益をどのようにバランスをさせるべきかを考え、多様に思考を巡らせなければならないのが情報法の特徴ですね。利害関係が複雑に絡み合うので難しい分野ではありますが、その分とても興味深い分野でもあります。
また、こうした、情報法的な視点は、企業活動の広い分野に関係します。例えばR&D(研究開発)一つとっても、個人に関する情報の取り扱いは必然的について回ります。一見かけ離れた分野に見える知財法と情報法は、実は同じような企業活動に関係しているとも言えると思います。

これからの時代、どんな弁護士が
必要とされるでしょうか?

社会は激しく変化しています。こうした時代に求められる弁護士というのは、その変化に受け身に応じるのではなく、自ら積極的に変化に対応していくとともに、時に社会をあるべき方向に変えていこうとする弁護士ではないでしょうか。

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